アレクサンドリア図書館情報の。情報

散逸現象で、歴史上で最も悲劇的とされるのが、アレクサンドリア図書館の崩壊である。

紀元前300年に始まった同図書館は、政治権力の庇護の元、旺盛に書物を収集し、最盛期に於いて、その蔵書は70万巻を超えたとされる。

この時代にあっては驚嘆すべき情報量では在るが、これによって天文学分野では早くも、天体の運行を記録した情報から天体の軌道計算が試みられたり、太陽が作る陰の長さを三角法を使って計算、地球の直径を導き出すという研究が成された。

また天文学のみならず地理学・数学・医学の分野に於いても様々な進歩が見られ、後のヨーロッパ文化形成に多大な影響を与えたヘレニズム文化の中心であったが、放火によると見られる火災で建物が被害を受け、後の略奪によって蔵書は散逸、そのまま行方不明になってしまった。

これによって天文学がオカルティズムに吸収されてしまい、その後の占星術発達に伴う迷信の支配する時代が長く続いた事もあって、特に天文学分野では1000-1500年分は進歩が遅れたと見なされている。
update:2010年02月19日